譲歩逆接構文

譲歩逆接構文というのはいわゆる論説文のような何かについて説明する文に頻繁に登場する型で、何かを主張したいときによく用いるパターンなので書き手が何を言いたいのか理解うえで重要です。ただし、譲歩逆接構文という用語は受験特有のものなので受験以外の文脈で使用していいのかは微妙なところです。

譲歩逆接構文というのは例えば次のようなものです。

  • もちろん○○だが、××である。
  • なるほど○○であるのは確かだが、××という面も重要である。
  • 一般には○○といわれているが、実際には××である。

譲歩逆接構文はその名の通り譲歩と逆接で成り立っています。譲歩というのは世間一般で広く受け入れられている考え、定説、常識、反駁したい考えなどをいったん認め自分もその考え方をある程度は理解し受け入れているということを示す部分です。そしてその直後にその考えと異なる自分の主張を述べます。この逆接の部分に必ず書き手の主張、言いたいことが来るので文章のポイントをつかむうえで譲歩逆接構文に注目するのが良いと受験の現代文では言われています。

譲歩の部分には一般論や常識だけではなく、想定される反論やあらかじめわかっている例外などがくることもあります。読み手が疑問に思うであろうポイントを先に指摘しておくことで書き手もある程度の例外にも考えが及んでいることが示されて説得力が高くなります。